給水方式について
給水方式には「直結給水方式」と「受水槽水道方式」があり、使用用途、給水高さ、所要水量、維持管理等に応じてお客さまにいずれかの方式をお選びいただけます。
給水方法の分類


直圧給水方式
配水管の水圧でご家庭の蛇口まで水を送る方式です。
これまでは、給水可能な階数を3階までとしていましたが、一定の圧力が確保できる場合、4階以上の建物へも直圧直結給水が可能となっています。
増圧直結給水方式(標準型)
給水管に増圧ポンプを設置し、水圧の不足分を増圧して、中高層階まで直結給水する方式。
配水管の圧力だけでは届かない高層の建物に、増圧ポンプを設置し、圧力を加えて水を送る方式です。
200戸程度の大規模マンションでも、この給水方式が可能となっています。
受水槽水道方式
水をいったん受水槽にためて、その後ポンプを使って、屋上の高置水槽へくみ上げ、自然流下により給水する方式(上図)
なお、受水槽もしくは高置水槽の片方だけを設置する場合もあります。
それぞれのメリット・デメリット
直圧給水方式
- 長所
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- 蛇口まで水道水を直接お届けできます。
- 貯水槽の点検・清掃が不要です。
- 貯水槽のスペースが不要なため、敷地を有効活用できます。
- 配水管の圧力を利用するため、エネルギーを有効に活用できます。
- 留意点
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- 事故や災害時等に、貯留機能がないため断水することがあります。
受水槽水道方式
- 長所
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- 事故や災害時等に、貯水槽内に残っている水は使用できます。
- 留意点
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- 貯水槽で一旦水を受けるため、水道管の圧力が開放されてしまい、
エネルギーを有効に活用できません。
- 貯水槽で一旦水を受けるため、水道管の圧力が開放されてしまい、